【ショーロとは】
18世紀末~19世紀初頭、ブラジルのリオデジャネイロで、ヨーロッパから持ち込まれた様々なダンス音楽に、黒人文化のリズムや感性が溶け合って生まれた。独特の楽器を用いたアンサンブルで、哀愁を帯びたメロディーが軽快に奏でられる。サンバやボサノヴァへとつながっていくブラジル音楽の源流ともいえるジャンルとして、今もブラジルで親しまれている。
【曲目】
・チコチコ・ノ・フバ (Z.D.アブレウ)
・デリカード (W.アゼヴェド)
・カリオカの夜 (J.D.バンドリン) 他
※プログラムは変更になる場合がございます。
【出演】
近藤くろ (バンドリン)
瀬戸野慎哉 (7弦ギター)
だいどうじさかえ (カヴァキーニョ)
【プロフィール】
近藤くろ
東京音楽大学卒業。ヴァイオリン専攻で大学在学中から南米音楽に傾倒し、卒業後ショーロとバンドリンに出会い、バンドリン奏者として活動を始める。自身のユニットでの活動のほか、映画音楽やCD制作のサポートでレコーディングに参加。今までにマウリシオ・カヒーリョ、来日したジョルジーニョ・ド・パンデイロなど著名アーティストと共演。2025年、リオデジャネイロのcasa do choro で、ペドロ・アモリンと共演を果たした。
瀬戸野慎哉
京都出身。高校時代にロックミュージックに魅せられ、エレキギターを弾き始める。その後、7弦クラシックギターとの出会いをきっかけにブラジル音楽に傾倒。特にショーロに強く惹かれる。現在は、メンバー全員が作曲家であり演奏家でもあるグループ「Os Novos Compositores」の一員として、精力的に演奏活動を行っている。
だいどうじさかえ
ブラジルを代表するカヴァキーニョ奏者ルシアーナ・ハベーロに師事し、リオデジャネイロのショーロ学校で学ぶ。国営ラジオ Rádio Nacional に3度出演。「コンジュント・エポカ・ヂ・オウロ」と共演。Casa do choro でも演奏し好評を博す。 日本国内でも歌手のサポートやグループ活動の他、録音に多数参加。 小学館図鑑NEO「音楽」でサンバやブラジル楽器を紹介するなど、様々なシーンで活躍中。
【近藤くろさんに聞いてみた!ショーロ音楽のトリセツ】
Q1. ショーロ…、聞きなれない言葉ですがどんな音楽なんですか?
A1. ショーロはブラジル音楽の原点と言える存在で、リオデジャネイロ発祥の、今もブラジル人から愛され続けている音楽です。ヨーロッパ音楽の影響とブラジル独自の感性が混じって、少し泣いているように聞こえる旋律から「ショーロ」(泣く) と呼ばれるようになりました。今回のコンサートではショーロでは欠かせないブラジルの民族楽器、バンドリン、カバキーニョ、そして7弦ギターのトリオで演奏します。
Q2. 「泣く」が語源って、面白いですね!ところで近藤さんは昨年ブラジルを訪れていたとか。どんな国なんですか?
A2. ブラジルではサッカーの試合がとても大切です。試合がある日は、街を歩いているだけで「あ、今日は試合がある日だな」と分かります。応援しているチームのユニフォームを着た人が、たくさん街を歩いているからです。夜になると、家の中で窓を閉めていても大歓声や爆竹の音が聞こえてきて、街全体が一つになって盛り上がる、そんな国です。
Q3. なかなかに熱いお国柄なんですねぇ。。最後に、コンサートにいらっしゃる方にひと言、お願いします!
A3. ブラジルといえばサンバを思い浮かべる方が多いと思いますが、サンバの親のような存在「ショーロ」は、コンサート会場だけでなくカジュアルなレストランでの生演奏も楽しめる、とても親しみやすい音楽です。今回のコンサートで、ショーロに興味を持つ方が増えてくださったら本当にうれしいです。皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!


