~解剖から見えてくるベートーヴェンの広大にして深遠な音楽世界~
ベートーヴェンの広大無辺な音楽世界は、<悲愴ソナタ>のような中規模のピアノ・ソナタの中にも、あたかも小宇宙のように宿っています。今回はベートーヴェン初期の代表作であるこのソナタの解剖を通して、大宇宙であるベートーヴェンの音楽世界を垣間見てみましょう。つまり小宇宙の観察を通して、大宇宙を理解しようという試みです。講座の最後にベートーヴェンとショパンの意外な繋がりにも言及してみたいと思っています。
◆ ミニコンサート ◆
L.v.ベートーヴェン ロンド ハ長調 Op.51-1
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2<月光>
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13<悲愴>
<曲目は変更になる場合がございます。>
◆ 講師プロフィール ◆
川染 雅嗣 Masashi KAWASOME
北海道北見市生まれ。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。在学中に第24回文化放送音楽賞ピアノ部門において「音楽賞」受賞。その後、ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院(現ショパン音楽大学)修了。第10回ショパン国際ピアノコンクールではディプロマを授与される。現在、昭和音楽大学音楽学部客員教授、日本アレンスキー協会会長、大和市文化芸術振興審議会会長。



