ドヴォルジャークは「チェコ国民楽派」として知られる作曲家ですが、彼の生きた時代の「チェコ」は、長年にわたるオーストリア支配からの脱却を目指す政治的気運が高まっていました。彼もその影響を顕著に示した創作活動によって「チェコ」音楽界で頭角を現しますが、次第にその枠組みを超えた活躍によって国際的な作曲家として確固たる地位を確立しました。こうした彼の音楽人生を作品と共に辿っていきます。
【講師】
米田かおり(昭和音楽大学講師)
【プロフィール】
桐朋学園大学作曲理論学科(音楽学)卒業、同研究科修了。
フィレンツェのハーヴァード大学附属イタリア・ルネサンス研究所(Villa I Tatti)で研修。
専門は西洋音楽史で、とくにイタリア・バロックを中心に研究。CDライナーノート、コンサート・プログラム等多数執筆。
昭和音楽大学講師。
【第1回】 「チェコ」の作曲家としての時代
【開講日】2024年11月27日(水)
演奏予定曲:
《スラヴ舞曲集 第2集 (Slavonic dances)Op.72》より
第6番、第7番、第8番
《ボヘミアの森より(Za Sumavy ) Op.68 B.133》より
第1番 糸紡ぎ、第2番 暗い湖のほとりで、第5番 森の静けさ、第6番 騒がしい時
《スラヴ舞曲集 第2集 (Slavonic dances)Op.72》より
第6番、第7番、第8番
《ボヘミアの森より(Za Sumavy ) Op.68 B.133》より
第1番 糸紡ぎ、第2番 暗い湖のほとりで、第5番 森の静けさ、第6番 騒がしい時