【出演】
嵯峨治彦(馬頭琴)
嵯峨孝子(朗読・ギター他)
【曲目】
・駿馬ジョノン・ハル(モンゴル伝統曲)
・エービ川の流れ(ドプチン)
・スフと白馬(南モンゴル民話 ) 他
※プログラムは変更になる場合がございます。
【プロフィール】
■嵯峨治彦 Haruhiko Saga
「スーホの白い馬」で知られるモンゴルの弦楽器「馬頭琴」と、ホーミーなどの一人二重唱「喉歌」を演奏。伝統と革新の間を柔軟に行き来しながら幅広い演奏活動を続ける。ポップスやクラシック、演劇やダンスなど異分野とのコラボレーションも精力的に行っている。1998年、日本初の喉歌デュオ タルバガン(w/等々力政彦[トゥバ音楽])では、ユネスコ主催第3回国際喉歌コンテストで外国人部門優勝。総合準優勝。2001年、ゴビ在住の遊牧民馬頭琴奏者ヨンドン・ネルグイ(モンゴル国人間文化財・第一文化功労者)から後継指名。2013年、「RAUMA」(w/あらひろこ[カンテレ])で、フィンランドの国際カンテレコンテストで、プロフェッショナル部門第2位とマルティ・ポケラ賞をW受賞。2020年、RAUMAで初リリースしたアルバム「深い海」は、フィンランドカンテレ協会2019年 カンテレ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞。
■嵯峨孝子 Takako Saga
日本・モンゴルほか世界各地の民話や伝説を再話して緻密に音楽を絡め「語りと音楽」の作品を創作し、1999年に結成した嵯峨治彦とのデュオ「野花南」のライブを通じて全国各地で上演。演劇活動の経験を活かしたドラマチックな朗読は、聞く人の心に鮮やかな情景を描き出す。2000年から、ギターやパーカッションで演奏にも参加している。
◎出演者に聞いてみた! 嵯峨治彦さんの「ト」「リ」「セ」「ツ」
Q. 馬頭琴(ばとうきん)…聞きなれない楽器ですが、どんな楽器ですか?
A. モンゴルの伝統楽器です。楽器の一番上に馬頭の彫刻があって、2本の弦と弓はどちらも馬の尻尾の毛の束から作る、
遊牧文化を代表する存在です。チェロのような深みとアジア的な情緒が共存する独特の音色です。
Q. 嵯峨さんはどうやってこの楽器に出会われたのですか?
A. 学生時代にホーミーなどの「喉歌」(一人二重唱)に衝撃を受けて練習を始め、アジア中央部の音楽に興味が広がって馬頭琴を入手して弾き始めました。その後モンゴルに行き「ゴビ砂漠の天才」と呼ばれる馬頭琴奏者 Y.ネルグイさんに薫陶を受けました。
Q.朗読と馬頭琴の組み合わせで、どんなコンサートをされるんですか?
A. 馬頭琴と喉歌を駆使して遊牧民の音楽世界をご紹介します(時々意外な選曲も)。朗読と馬頭琴のコラボレーションでは、馬頭琴誕生にまつわるモンゴルの民話を。遥かなる草原の世界へ…音楽の旅をご一緒ください。