【出演】
早川純(バンドネオン)
【曲目】
・リベルタンゴ(A.ピアソラ)
・君をのせて(久石譲)
・「み」の律動(早川純) 他
※プログラムは変更になる場合がございます。
【プロフィール】
2022年イタリア、サルデーニャ島で行われたハインリヒ・バンド国際バンドネオン・コンクールで優勝。同時に聴衆賞を受賞した。
東京芸術大学音楽学部楽理科を卒業。フランス・ジェヌビリエ音楽院にてジャズ・ディプロムを満場一致の一位で取得。ネオタンゴ・ユニット「Tango-jack」、フランス、ベルギーの俊英アーティストと芸術タンゴを創出する「HAYAKAWA TERUGGI TRIO」、ジャンルに囚われず型破りな演奏を展開する「ABIERTO」等のユニットを自ら主宰。「菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール」レギュラー・メンバー。これまでにバンドネオンを小松亮太、西塔祐三、ミゲル・バルベーロ、フアン・ホセ・モサリーニ各氏に師事。タンゴ界の重鎮レオポルド・フェデリコ等、レジェンド達の日本ツアーへ参加。海外では南米、ヨーロッパ、アジアの各地で公演を実施してきた。2013年から2年間、パリに拠点を置きヨーロッパを中心に活動を展開。2015年に帰国し現在に至るまでヨーロッパのタンゴシーンとの関わりを持ちつつ活動を続ける。2014年にLOCO企画(現在NPO法人)を設立。2017年に実施した「バンドネオンの饗宴」や「タンゴの魂」日本ツアーをはじめとして、魅力的なコンテンツの公演企画を発信している。2017年から開始したバンドネオンソロ・プロジェクトは、全国各地を巡り、タンゴに留まらないバンドネオンの魅力を伝え、好評を博している。2018年には、ヨーロッパ5ヶ所をソロで巡るツアーも敢行した。2020年、バイクに目覚め、全国ツアーをバイクで行うようになった。2021年には国内で初めてオリジナルに忠実に再現された、アストル・ピアソラのオペリータ『ブエノスアイレスのマリア』公演にバンドネオン奏者として出演。これまでに6枚のアルバムをリリース。定評のあった力強い演奏スタイルに、モサリーニの薫陶を受けた繊細な表情を加えて、バンドネオンの新たな可能性を独自のスタイルで追求している。
~出演者に聞いてみた!早川さんの「ト」「リ」「セ」「ツ」~
Q1.バンドネオンの魅力は?バンドネオンとの出会いを教えてください。
A1.ピアノ、サックス、コントラバス、パイプオルガンなど色々な楽器にチャレンジしてきましたが、バンドネオンほど繊細で表情豊かな楽器はなかなか無いと思います。でも、万能な楽器というわけではなく、滅茶苦茶クセが強い楽器でもあります。そんな不器用さもまた良いのです^^タンゴの革命家と言われたアストル・ピアソラの音楽に触れた、高校生の頃にバンドネオンを知りました。その独特な音色に心打たれ、道を踏み外して(!)今に至ります笑。
Q2.バイクで日本中を旅しながらライブを行っているそうですね♪最近印象に残った風景はありますか?
A2.バイクに乗り始めたのは3年ほど前ですが、一気にハマって北は北海道から南は沖縄までバイクで走って演奏旅行をしています^^宮古島の朝日で輝く砂浜も印象的でしたが、北海道の世界遺産、知床半島を横断する道路を走って立ち寄った熊の湯という秘湯が格別でした👍奥深い森林、渓流に掛かる橋を渡って、白碧色に濁ったお湯に浸かり、身体の芯まであったまりました。
Q3.今回のライブの見どころ、聴きどころを教えてください。
A3.タンゴからジブリ作品、映画音楽まで、一人で奏でているとは思えないようなバンドネオンの世界をお聴かせできればと思います。昨年イタリアのコンクールで優勝した際演奏した、ちょっと不思議なオリジナル作品もご披露して、お話しも交えて肩肘張らずに楽しめるコンサートを目指します。是非、足をお運びください!