※本公演は満席となりました。当日券の販売もございません。
【出演】
茨木智博(オカリナ)
大柴拓(ギター)
【曲目】
・G線上のアリア(J.S.バッハ)
・浜辺の歌(成田為三)
・オー・シャンゼリゼ(M.ウィルシュ&M.ディーガン)他
※プログラムは変更になる場合がございます。
【プロフィール】
■茨木智博 Tomohiro Ibaraki(オカリナ)
トランペット、フリューゲルホルン、数十本のオカリナを操り演奏活動を行う。クラシック、ポピュラー、ジャズなど幅広いジャンルの音楽による演奏は、その柔軟な音楽性によって多くの支持を得ている。 現在自身のコンサート活動を中心に、ライブ、レコーディング、依頼演奏等を積極的に行っている。 まだ未開拓な部分も多い楽器であるオカリナによる音楽の芸術性を高め、新たな世界観を広げていく演奏家として注目を集めている。 オカリナ奏者として2018年までに計10枚のCDをリリースし、いずれも好評を博す。2013年7月にユニバーサルミュージックよりCD『Ocarina Songs』でメジャーデビュー。洗足学園音楽大学ワールドミュージックコース・オカリナ科講師。東京音楽大学卒業(トランペット専攻)。
■大柴拓 Taku Oshiba(ギター)
作曲家、ギタリスト、アニメーション作家。東京音楽大学卒業。大柴拓カルテット、Ensemble para furores 等主宰しこれまでに計6枚のリーダーCDを発売。近年は音楽以外との共演にも力を入れ、2020年2月に演奏・ダンス・朗読・芝居・アニメーションを融合させた10人編成の音楽劇『ゆめくい』を主催(作曲・映像等製作全てを担当)。また2020年春からアニメ作品の制作を開始。「ミニ音楽劇」と名付けた連作をYouTubeで公開。2022年アジア最大規模の映像コンテスト DigiCon6 ASIA にて自作アニメが丸の内賞受賞。
◎教えて茨木さん! WM出演者にインタビュー^^
Q. オカリナって、馴染みがあるようで無い、不思議な楽器ですね。どこから来た(発祥)楽器なんでしょう?
A. あまり知られていませんがオカリナはイタリア発祥の楽器です。土から生まれた陶器の笛は紀元前より様々な文化の中で生まれてきましたが、現在使われているオカリナのスタイルは今から160年ほど前にイタリアで開発されました。イメージ的に南米フォルクローレの楽器と思われることも多いのですが、実はヨーロッパから広まり、日本でもとても発展した部分もあります。
Q. ずばり、オカリナの魅力を教えてください!
A. これもあまり知られていないことなのですが、オカリナって思ったよりも自由に音が出る楽器なんですね。半音階も出すことができますし、他の管楽器ができるような奏法は基本的にオカリナでも可能です。そしてその音色はどこへ出しても「良い音」と言っていただけるような、純粋な美しさを持っています。これだけの可能性を秘めているにも関わらず、まだ一般的にはオカリナによる多彩な表現の演奏というのは広まっていないと思うので、皆様にとって新鮮な発見も多く、飽きることなく聞いていただけるのではないかと思います。
Q. 今回のコンサートの聴きどころはどんなところですか?
A. オカリナの個性でもあり弱点でもある部分に、他の管楽器ほど音量が出ない・繊細である、ということが挙げられるのですが、今回のコンサートではクラシックギターとの組み合わせ、そして長年デュオを続けているアンサンブルということもあり、その繊細さの深い部分まで感じ取っていただくことができると思います。様々なジャンルの曲やアレンジの中で、歌うように自由な表現を見せるオカリナの音楽にご注目ください!