姉妹都市提携40周年を迎えるクロアチア・リエカ市と、音楽を通じた交流と親交を深めるために、本年10月1日にオープンのカルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)ホールにて、リエカ市が誇る若きピアニスト ゴラン・フィリペツ氏によるリサイタルと、両市の友好の懸け橋として川崎市から贈るミニコンサートを開催します。
【出演・プログラム】
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)
□間奏曲(イーヴォ・マチェク)
□主題と変奏(イーヴォ・マチェク)
□ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲(フランツ・リスト)
□パガニーニによる大練習曲(フランツ・リスト)
登戸混声合唱団
□クロアチア愛国歌「U BOJ!(ウ・ボイ)
坂戸小学校合唱団
□「上を向いて歩こう」「ふるさと」他
※曲目は変更となる場合がありますのでご了承ください。
【プロフィール】
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)
ゴラン・フィリペツは、フランツ・リスト協会(Ferenc Liszt society in Budapest)から、2016年リリースのアルバム、パガニーニ大練習曲集(ナクソス)でレコード大賞を受賞するなど、世界的に注目されるピアニストである。古典派そしてロマン派の作品にレパートリーの大半を置き、輝かしい超絶技巧、燃えるような力強さと繊細な音楽性で聴衆の心を捉えている。
1981年クロアチアのリエカに生まれ、モスクワ音楽院、ハーグ王立音楽院、ケルン音楽大学、ザグレブ音楽院に学ぶ。ナウム・グルーベルト、ナタリア・トゥルル、オクサナ・ヤブロンスカヤ、エフゲニー・ザラフィアンツに師事。コンクールでは、フランツ・リスト国際ピアノコンクール=マリオ・ザンフィ、パルナソス・ピアノコンクール、ガバラ国際ピアノコンクール、ホセ・イトゥルビ国際音楽コンクール他で受賞。
現在は演奏活動のかたわら、パリ・ソルボンヌ大学、パリ国立高等音楽院博士課程においてパガニーニの残したピアノ作品
について研究を行っている。
フィリペツはヨーロッパではもちろんのこと、アメリカ、南米、日本で演奏。2006年にカーネギーホールでデビューを果たした後、マリインスキー劇場、ミラノ・オーディトリウム、フィルハーモニー・ド・パリ、ブタペスト国立コンサートホール、横浜みなとみらいホールなど主要な劇場、コンサートホールで演奏。なかでもマリインスキー劇場のピアノ・フェスティバルには度々招かれている。また、かの有名なマルタ・アルゲリッチからの招待を受け、フィリペツは彼女のプロジェクトであるマルタ・アルゲリッチ・フェスティバルで演奏している。
リスト協会は今回のレコード大賞授与にあたって、フィリペツの演奏はリスト自身もが大いに評価するであろうと述べた。これにより
ゴラン・フィリペツは、ホロヴィッツ、アシュケナージ、シフラ、ブレンデル、アラウ、コチシュ、ポリーニなどの名だたる歴代受賞者たちのなかに名を連ねた。 www.goran-filipec.com
公演チラシを見る[PDF形式/1.53MB]