『ボッサ・ダ・カルッツ』公演 新型コロナウイルス感染症予防対策の取り組みについて
日本のブラジル音楽界を牽引するピアニスト、今井亮太郎。彼の率いる「今井亮太郎グループ」が、本格派ブラジル・サウンドと共に川崎で初のコンサートを開催します。ゲストに迎えるのは、ボサノバの歌姫・小野リサ。「イパネマの娘」「彼女はカリオカ」などスタンダードなボサノバから、通好みの名曲まで幅広いラインナップ。今井亮太郎の熱く情熱的なグルーヴに初夏の風のような爽やかな歌声が絡み合い、ハッピーな気持ちになれる、スペシャルな時間をお届けします。
今井亮太郎(Piano/Organ)
今井亮太郎グループ
川満直哉(Flute/Sax)
満島貴子(Flute)
亀井恵(Marimba)
外園健彦(Guitar)
澤田将弘(Bass)
”Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
ゲスト:小野リサ(Vocal)
※当初出演を予定しておりましたGustavo Anacleto(Sax/Flute)が、川満直哉(Flute/Sax)に変更になりました。
【Profile】
◇今井亮太郎(Piano/Organ)
BossaNova、Sambaのピアニスト・オルガン奏者・鍵盤ハーモニカ奏者・作曲家・編曲家・プロデューサー。神奈川県平塚市出身。ブラジル音楽専門のピアニスト・オルガン奏者奏者として、日本各地のイベントやライブ、レコーディングに参加。テレビやラジオにも多数出演中。リオデジャネイロで学んだブラジル音楽をベースに、地元である湘南の明るく自由な空気を掛け合わせて独自のスタイルを築き上げており、ブラジルのトップミュージシャンからの評価も高い。ピアノを楽しく鳴らしながら観衆の心をあたたかくつつみ込むピースフルな演奏が人気を博している。2013年、2014年と2年続けて地元・平塚市民センター大ホールでの1,000名動員のコンサートを成功させた。このコンサートでは、収益の一部より平塚市の全小中学校に絵本を寄贈している。また、横浜市立飯田北いちょう小学校校歌の制作(作詞・作曲)や、平塚市のプロモーション映像の音楽を担当するなど、活動は多岐に渡っている。プロデューサーとしての評価も高く、赤羽泉美&亀井恵『ホワイト・ボッサ〜Sweet Bossa Cafe〜』をはじめ、数々の作品を送り出している。2011年、自身の主催するマランドロレコードよりインディーズアルバム『湘南−リオデジャネイロ』をリリース。2013年1月、満を持してのメジャーデビュー・アルバム『ピアノ・サウダージ -featuring Izumi Akahane-』を日本コロムビアよりリリース。気持ちが熱くなるSambaから、せつなさ溢れるバラードまで、演奏家のみならず、作曲家としても広い認知を得た。その年の夏、7月3日には早くもメジャー2ndアルバム『ピアノ・ジョビン』をリリース。自身のルーツであるアントニオ・カルロス・ジョビンのナンバーを、ピアノ1本だけで奏でて、ピアノによるブラジル音楽の魅力を世に示した。2014年3月には今まで以上に強烈なダンスチューンを中心にした3rdアルバム『ピアノ・バトゥカーダ』をリリース。命の鼓動のようにピアノを響かせる独自の奏法で情熱的なサンバ・ボサノバを奏でた。2015年5月にはメジャー4作目となる『コバルト・ダンス』をリリース。紺碧の空と海に向けて情熱的なピアノを奏で、ブラジル音楽界に大きなウェーヴを巻き起こしている。そして、2018年6月20日に待望のベストアルバム『今井亮太郎 ザ・ベスト〜リオデジャネイロ→東京〜』をリリース。2019年からは、ハモンドオルガン奏者としての活動も開始。往年の名オルガン奏者ワルター・ワンダレイを彷彿させるプレイは大きな話題となっている。FM狛江(コマラジ)でパーソナリティを務める番組『Bossa da Comaedade』も好評を得ている。作曲、演奏、プロデュース、ステージパフォーマンス……いずれもその勢いはとどまることを知らない。
◇川満直哉(Sax/Flute)
10歳からフルートを、16歳からサックスを始める。早稲田大学在学中のバンド活動をきっかけに、卒業後はミュージックカレッジ・メーザーハウスにてジャズの奏法や音楽理論などを学ぶ。近年はボサノヴァなどブラジル音楽のライヴも精力的に行い、2015年には小野リサ(Vo./Gt.)のワールドツアーにも出演。また、クレモンティーヌ、杏、手嶌葵などポップス系アーティストのレコーディングにも参加。2016年11月、ボサノヴァ・ギタリスト:木村純のプロデュースによる1stアルバム「O Viajente do Verao 〜夏の旅人〜」を発売。フルートとサックスの両方で複数の楽器を巧みに使い分け、多彩なサウンドを表現している。
◇満島貴子(Flute)
国立音楽大学フルート科卒業。 在学中、国内外奨学派遣生に選出され、同大学代表としてザルツブルグのアカデミーに参加。国際芸術連盟主催オーディションに合格、同主催のコンサートに多数出演。 卒業後、単身カナダに渡りモントリオールフィルハーモニー交響楽団主席フルート奏者ティモシー・ハッチンズの下で学ぶ。その後、拠点を日本に移す。リサイタルを始めポップス、ブラジリアンミュージックやジャズなどのライブ活動、ミュージカル劇伴、テレビCMやドラマ、映画のレコーディングなどボーダレスで精力的・創造的な音楽は、各方面で引く手あまたである。2020年、初のリーダーアルバム『My cell My suite』リリース。
◇亀井恵(Marimba)
名古屋芸術大学を卒業後、ジャズシンガー故ローラ浅田氏との出会いをきっかけに様々なジャンルの音楽を奏で、マリンバ奏者としての世界を広げる。同時期に作曲を青山保氏に師事し、楽曲制作を始める。 その後、ブラジル音楽専門ピアニスト今井亮太郎氏が手掛けるアルバムのレコーディング参加をきっかけにブラジル音楽と出会い、ボサノバ・マリンバ奏者としての活動を開始。今井亮太郎グループにメンバーとして参加し、全国各地でのイベントやライブ、コンサートに参加。数々の日本のブラジル音楽界の名アーティストや、ブラジル伝統打楽器のパンデイロにおける現在のブラジル最高峰の奏者Celsinho Silva氏とも共演を果たす。また、今井亮太郎『湘南―リオデジャネイロ』(2011年)・『ピアノ・サウダージ-featuring Akahane Izumi-』(2013年)・『ピアノ・バトゥカーダ』(2014年)・『コバルト・ダンス』(2015年)、ヒロミ・キクオカ『Café da Praia~海辺のカフェ~』(2012年)、山下伶『Beautiful Breath』(2016年)、赤羽泉美『ソライロ・スコープ』(2017年)など、数多くの作品のレコーディングに参加。2014年12月、今井亮太郎氏プロデュースのもと、フルート奏者 赤羽泉美と亀井恵のダブルフロントのアルバム『WHITE BOSSA』にて日本コロムビアよりメジャーデビュー。現在、毎回異なるテーマで自身とマリンバをコーディネートするライブシリーズ「Bossa Marimba」をはじめ、北陸を拠点に様々なライブやイベントで活躍している。 木のぬくもりが創り出す優しい音色とボサノバグルーヴは、聴衆をやわらかく神秘的な世界に誘いファンを獲得し続けている。また、まるで北陸の悠久の時を刻むような世界観を生み出す独奏的な楽曲たちは、高い評価を得ている。 今までにないマリンバとボサノバの魅力と可能性を発信し続け、さらなる高みを目指している。
◇外園健彦(Guitar)
鹿児島県出身。14歳からアコースティックギターを始める。ギターを通して、フォークやポップス、ジャズ、クラシック音楽等、色々な音楽にふれていくが、20代中盤の頃に日本のサンバ界の第一人者加々美淳氏と、ブラジルリ・オデジャネイロ出身のパンデイロ奏者セウシーニョ・シルヴァ氏の音楽に触れて、今までに体験した事のない不思議で、心地よいゆらぎの感覚に衝撃を受けて、以後リオの音楽に夢中になる。現在はブラジルの伝統音楽であるショーロの演奏にも取り組んでいる。本格的なブラジリアン・グルーヴを出せる若手ギタリストの注目株。
◇澤田将弘(Bass)
エレクトリック&アコースティックベースプレイヤー。高校卒業後、2004年9月、奨学金を得てBerklee College of Musicへ進学。ウッドベースをJim Stinnett氏、エレキベースをOscar Stagnaro氏、Anthony Vitti両氏に師事。2007年12月に同校Performance Majorを首席で卒業し、日本に帰国。現在は東京を中心に、ジャズ、ポップス、ロック、ラテン、など、様々なジャンルの現場で活躍中。ライブ、セッション、レコーディング、ミュージカルなど、活動範囲は多岐に渡る。バークリー音大在学中より、柔軟な音楽性、また、その初見能力の高さには定評があり、多くのプロミュージシャンから絶大な信頼を得て、数多くのステージを精力的にこなしている。大阪府出身。
◇“Alex”Alexandre Ozaki[アレシャンドレ・オザキ](Drums)
ブラジルサンパウロ出身。16歳からドラムを始め、バンドリーダーをつとめたロックバンド “アレータ・ジェラル(ALERTA GERAL)”が1988年パラナ州ロックバンドコンテストで入賞したのを期に、本格的な音楽活動を始める。このときのオリジナル曲「オアシス(OASIS)」(曲Alexandre Ozaki)は、著作登録されている。1990年来日。数々のイベントやTV番組、CMに出演するかたわら、2006年から、ドラムだけでなくギター&ボーカルのソロ活動にも力を入れている。2013年12月に、自身のリーダーアルバム『Pra Voce』をリリース。淡い歌声と爽快なグルーヴ感のドラミングで人気を博している。主な共演者小野リサ Luisao Maia XACARAAndy Wulf Patricia Marx(ビクターエンターテイメント)Wilma de Oliveira(コロンビアレコード)Olivia Ong(シンガポールを活動拠点とするポップシンガー)隼人加織(ビクターエンターテイメント)
◇Francis Silva [フランシス・シルバ](Percussion)
ブラジルサンパウロ出身。アフロ・ブラジル・スピリチズモの中で育ち、幼少よりパーカッショニストとして演奏活動を始める。17歳からプロフェッショナルとしてのキャリアをスタートさせる。ソニー・ロリンズ、スタン・ゲッツ、アイアート・モレイラ、タニア・マリア、フローラ・プリムなど数々の有名ミュージシャンと共演し国際的なパフォーマーとして活動を行う。また、活動中に自分の音楽的ルーツを探るべくバークリー音楽院に入学。自身のルーツを研究し、ジャズミュージシャン達との連日連夜のセッション生活をする。が、ステージでの演奏活動に専念したい気持ちを抑えきれず、1コースで同校を退学。パーカッショニストとしての活動を再開する。1979年に日本をベースに活動する事を決意。「ブラジル文化と日本の人々を繋ぐ事」と「サンバを日本の文化にする事」を目指し、アジア地域では初の母国語(日本語)を主体としたエスコーラ「エスコーラ・ジ・サンバ・クルゼイロ・ド・スウゥ」を創設する。彼の多くの門下生が日本でエスコーラ・ジ・サンバを教えており、日本のサンバの礎を築いた。現在も日本のブラジル音楽の父として熱心な活動を続けている。また、日本での自身の音楽活動として土岐英史、松岡直也、マルシア、スマップ、マルタ、ジャック・リー、阿川泰子、渡辺真知子など数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加。ジャンルを問わず幅広く活動を行っている。そして、2009年3月から自身の根幹であるアフロ・ブラジル文化(歌・踊り・楽器)を日本に広める事を目的としたアカデミー「Mukade Brasil」を創設。Mukade Brasilとエスコーラ・ジ・サンバ・クルゼイロ・ド・スウゥを通して日本にブラジル文化を広める為に日々奮闘中。